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さよなら2019…

大晦日。今年最後の日になりました。
〝綱恋〟監督日記も今年最後の書き込みです。

エンドロールを残して、「大綱引の恋」のボクの仕事は終わっています。現時点で98%完成といったところです。もちろん公開まで、宣伝活動はまだまだ残っていますが…その1つがこの〝綱恋〟監督日記の更新でもあります。

2013年に「六月燈の三姉妹」を撮影しました。今回と同じく西田聖志郎さんがプロデューサーと俳優を兼任されて製作した作品です。吹石一恵さん、吉田羊さん、徳永えりさんが三姉妹で、その父親が西田聖志郎さん、母親が市毛良枝さん、さらに津田寛治さん、井上順さん他の出演です。鹿児島を舞台にした和菓子店の家族の物語。〝六月燈〟という夏祭りが舞台設定の柱になっていました。

六月燈の三姉妹

その繋がりから再び西田聖志郎さんが企画し、原案を打ち出して作られたのが「大綱引の恋」の脚本です。脚本を担当したのは篠原高志クン。「看取りの医者」というテレビドラマでご一緒しました。過去、映画の企画をいくつかやったのですが中々実現せずに初めて組んで撮ることが出来たのが今回の作品です。
3年前くらいからこの企画は動き始めていました。ボクが参加したのは、脚本が上がったあたりからなので、2年前の今くらいでしょうか。「六月燈の三姉妹」の祭り再現は200名くらいのエキストラさんで三姉妹が歌って踊るシーンでした。が、今回の大綱引きは3000人以上の国道を封鎖してのモブシーン…、スケールが違います。このシーンが迫力のないシーンになると映画はぶち壊しです。キャスティングを決めていくより先にまずはこのクライマックスをどう撮るかが大きな課題でした。まずこれを決めて、この撮影に対応できる俳優たちを選択していかなければならないということです。

大綱引の恋

「六月燈の三姉妹」は鹿児島ロケ8日間、東京でのスタジオ(セット)撮影が5日間というスケジュールで撮りました。シチュエーションの多くは三姉妹と両親、さらに娘婿が一人、計6人が80%以上の出番の脚本だったので、このスケジュールでも撮れました。
「大綱引の恋」は4人の家族模様、その兄妹にそれぞれの恋模様。さらに幼馴染みとの友情、さらにさらに大綱引きの仕掛け…かなり大変な脚本でした。それでもオール鹿児島ロケで19日間で撮り終えたことは奇跡のようです。ひとえにスタッフ&キャストの頑張り、そして地元ボランティアの協力スタッフさん達のおかげでした。

今回は少々複雑な人間関係の脚本でしたが、ボクにとってもう一つ大きなモチベーションになったのは、自分の2作目に撮った「チルソクの夏」という作品の存在です。「チルソクの夏」は生まれ故郷・下関を舞台に日本の女子高生と韓国の男子高生の淡い初恋を描いたボクのオリジナル脚本の作品です。今回はその逆、日本の青年と韓国の若い女医との恋模様が軸になります。17年前の初心に戻った気分での取り組みになった感じもします。いろんな箇所に「チルソクの夏」へのオマージュも散りばめてあります。こちらもお楽しみに!

「大綱引の恋」の予習に「六月燈の三姉妹」と「チルソクの夏」を観てもらえると嬉しいです。公開までいろんなことを綴っていこうと思います。
皆さま、よいお年を!

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